サステイナブルに、
私たちの全てを活かし遺すプロジェクト。
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物語は古いビルの一室から始まりました。
人材紹介・人材派遣会社であるジョビアは、
このたび未来をありたい姿に変えるために「SustainuS project」を立ち上げました。
生き生きと働く「人」と「場」の出会いについて誰よりも真摯に考え続けてきたジョビアが目指す
Sustain us
の新しい形をご紹介いたします。
「SustainuS」というプロジェクト名に込めた想い
Sustain : 維持する・元気付ける
us : 私たちを(コロナで痛手を被った全ての企業・人)
株式会社ジョビア
代表取締役社長
吉備カヨ
大事にしているものを
全て後世に存続させたい。
Brand
Story
1
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3
4
5
6
1
CHAPTER
コロナ禍による経営危機
人材紹介や人材派遣の売上が半減
そうしたタイミングに、所有する東白楽のビルに横浜の本社を移転しましたが、直後にテナント部分がすべて空室となることが分かりました。こちらもコロナ禍の影響です。
老朽化し、空洞化し、取壊しを待つようなこのビルを前にした時、なぜか心は逆の方向に定まっていきました。「大事にしているのに活かせなくて苦しかったものを、全部存続させよう」と。ここからわたしたちの新しいチャレンジが始まったのです。
2020年からのコロナ禍で、会社としての売上が半減しました。会社の危機もさることながら、もっとも心が痛かったのは「働きたい人がいるのに、働ける場がない」という状況を目の当たりにすることでした。
CHAPTER
2
古いビルはこのまま朽ちていくのか
周囲にも同様に空きテナントばかりのビルが。
改めてまちを見てみると、周囲にも同様に空きテナントばかりのビルがたくさんあることに気づきました。コロナの打撃は地域全体に広がっており、それはビルオーナーがさまよう未来そのものに見えました。
わたしたちにもこのビルを諦めて別の場所に移るという選択肢もあったと思います。でも「場を継承する」ことを選びました。懐古趣味ではなく、この地域の人たちが集まれる場をつくり、未来をつくるためです。そのためにはボロボロだったビルを美しく蘇生させ、新しい事業コンテンツを入れて空間活用する、というパッケージスキームをつくる必要があると考えました。このビジネスモデルが打ち出せれば、世のビルオーナーたちのひとつの希望になるのではないかと思ったのです。
3
CHAPTER
6次産業へのチャレンジ
チャレンジの柱は3つあります。
まずは、求職中の人材を活かすために、人材の紹介や派遣の依頼が来るのを待つだけではなく、自社が販売の運営主体となること。
さらには、自社商品を開発・販売することで、登録スタッフを活かしていくこと。
それを実現するステージとして、築古ビルを再生・活用すること。
そしてそのためには「6次産業化」が最適だと私たちは考え、ビルをゼロから作り直すことにしたのです。
6次産業とは
6次産業とは1次産業(農林漁業)、2次産業(製造加工業)、3次産業(流通・販売業)の産業を融合することにより
新しい産業を形成しようとする取り組みのことです。
01
高 付 加 価 値
植 物 生 産
02
製 造 加 工
03
流 通・販 売
ビルの中に水耕栽培の
農場を構築
自社商品の製造と開発
カフェレストラン
私たちはビル内に水耕栽培の農場と、それを商品として加工するキッチン、そしてそれを販売するカフェやショップをつくるSustainuS projectを発足しました。人材ビジネスを手掛けてきた当社としては、自分も社員も登録スタッフも、地域の人材も含め、関わるすべての人たちを活かす場をつくりたかった。このプロジェクトの骨格となる考えは、「サステイナブルに、わたしたちすべてを活かす」という命題から逆算し、必然的につくられたものだったと言えます。
BUILDING
2F:ICONIC STAGE kitchen
02
2次産業|製造加工業
3F:SustainuS farm
01
1次産業|高付加価値植物生産
4F:JOBIA(reception)
5F:JOBIA
RF:roof terrace
1F:ICONIC STAGE / ICONIC STAGE cafe
03
3次産業|流通販売業
CHAPTER
4
集まる様々な想い
ビルの6次産業化は「販売の喜び」をも高めていく
栽培、製造加工、飲食はとりわけ女性が活躍できるジャンルです。これまで食にまつわる職場で働いてきた“昭和の女子”たちが、もっと生き生き働けるステージをつくりたい、という思いが根底にあります。
実は、SustainuS farmで新規に水耕栽培スタッフを募集した時「こうした仕事に興味を持っている女子が、こんなにいるんだ!」ということに驚きました。育てて収穫する、という根源的な喜びは、それが都市のビルの中であっても変わらないのだということを改めて実感した次第です。また、その収穫物が同じビル内のSustainuS kitchenでキューブケーキとして商品化され、ICONIC STAGEで販売され、さらにはECサイトや催事販売で世界に広く発信されれば、ここで働くモチベーションはぐっと高まるはずだと確信しました。生産物を製造加工して開発して、素敵に販売することを「栽培」の時点で考えることができる業態というのは、そう多くないですから。
ビル内での6次産業化は、商品販売に至るまでの雇用機会が増えるだけでなく「愛着のあるものを売る喜び」を生み出すことにもつながっていきます。投入する人材の量だけでなく、彼らの就労意欲も向上する……そんな職場環境のつくり方を提案できるといっても過言ではありません。
築古ビルが新たな『価値』に生まれ変わる。
様々な人のご協力をいただき、古くさびれていたビルがこの度新しく生まれ変わりました。生産から加工、販売までを私たち自らの手で行う新しい価値の提供を目指す夢のビルです。
画像上の白い丸を左右にドラッグすると、ビルの Before / After がご覧いただけます。
SustainuS farm
ビルの3Fには、未来型都市農園であるLED菜園のファームを設け、ICONIC STAGEで使用する野菜やエディブルフラワーを栽培しています。
LED菜園とは、太陽と大地の代わりに「LED」と「水気耕栽培」を利用する未来型の農園です。温度・湿度・光の強さを調整して、植物の成長に必要な環境を作り出しています。植物は土の抵抗を受けないため、根を自在に伸ばし、水・養分・空気をたっぷり吸収しながら成長します。
同じビル内で栽培した野菜たちを使用するため、野菜の輸送で発生するCO2を削減できるとともに、使用する水量を、路地栽培の1/10〜1/20程度まで削減した省資源のエコ農園でもあります。
CHAPTER
5
ビル内での水耕栽培
CHAPTER
6
五感で楽しむ食事とスイーツ
ICONIC STAGE
東白楽に誕生する食のブランドICONIC STAGE(アイコニックステージ)は「店産・店消」の素材を生かしたカフェとショップです。スイーツやお料理に使われるのは、同じビルの中で大切に水耕栽培された数十種のエディブルフラワーやハーブ、さらに近郊の契約農家から日々届くこだわりの規格外野菜です。
出張料理の第一人者・マカロン由香氏監修により、摘みたて素材の楽しさや美味しさを一層高めるオリジナルメニューを考案。五感すべてで楽しめるスイーツや、体内から整っていく一皿をご用意します。
みなさまの日常にみずみずしいひとときをもたらすICON(アイコン)となりますよう。サステイナブルな循環の中に身を置く心地よさを、ぜひご体感ください。
shop
摘みたてのエディブルフラワーをアクセントにした贅沢なキューブケーキ、ハーブの香りが楽しめるフォンダンショコラ、きんたろう牛乳のパフェやソフトクリーム、その他スイーツや焼きたてフォカッチャを販売。大切な方へのギフトにも最適です。包みをほどいた瞬間、心が咲きほころぶスイーツをご用意します。
cafe
水耕栽培で収穫された無農薬のフレッシュハーブをふんだんに使ったメニューを中心に、お子様ランチなども幅広くご用意。朝食からディナーまで終日お楽しみいただけます。隣接するショップで販売の各種スイーツも、もっとも美味しい状態でご提供します。
水の巡りを思わせる浅葱色(あさぎいろ)で統一された店内は、リラックスしながら自分らしさを取り戻していく皆様方のリビングです。地域の集いや、イベント、食を通じた学び合いの場としてもご利用ください。
JOBIA
人材紹介、人材派遣をする会社で、主に女性の自助の為の就労支援を行う。創業の1959年以来、社会環境が変化しつつも、女性の就労環境をより良く整備する事、また働き方を創造することを励行。職業安定法、派遣法をうまく活用しながら、発掘されていない就労者の可能性を活かす事にチャレンジしている。
ACCESS
〒221-0822
神奈川県横浜市神奈川区西神奈川2-9-11 SustainuS
東急東横線「東白楽駅」より徒歩2分